PROFILE
大平 優子
Yuko Ohira
「グループホームきらら清新町」のホーム長を務める。他の福祉施設を経て、当社に入社し3年目のキャリア社員。
江岸 拓哉
Takuya Egishi
「小規模多機能きらら奥沢」の介護スタッフとして勤務。食品関係の会社から転職し、未経験からスタート。パート勤務・契約社員を経て、4年目から正社員へとキャリアアップ。
東條 仁美
Hitomi Tojo
「グループホームきらら公津の杜」でパートの介護スタッフとして勤務。出産を機に一度退職した後、再入社して通算で8年目。6歳児をもつママさんです。
桐山 佑子
Yuko Kiriyama
「グループホームきらら都町」で、ホーム長を務める。入社12年目。5歳の男の子と3歳の女の子を育てる、ママ社員。
田中 淑江
Yoshie Tanaka
「グループホームきらら当代島」で、介護補助、調理補助として勤務。前職を60歳で定年退職後に入社した、アクティブシニア。
──皆さん、それぞれに入社までの経緯が異なりますが、
介護業界で働こうと思った動機を聞かせてください。
- 桐山
- 実際に介護職として働こうと決めたきっかけは、認知症だった祖母が亡くなったことでした。私はもともと“おばあちゃん子”だったのですが、おばあちゃんにしてあげられることが少なかったことが悔しくて、ヘルパー2級(現:初任者研修※以下同)の資格を取得し、この業界で働くことにしました。
- 大平
- 中学の夏休みの時に、福祉施設で1か月ボランティアを行いました。その時に、ご利用者や職員の方と話していく中で、なんとなくこの仕事面白そうだなと思ったのがきっかけです。
- 桐山
- 高野さんは前職はどういう業種でしたか?
- 大平
- 大学卒業後に老人保健施設で勤務し、障がい児のデイサービスに転職しました。そこでは小学生から高校生までのお子さんを放課後から2時間ほど預かり、療育を行ったりしていました。デイサービスで働いているときに母からグループホームの話を聞き、楽しそうだなと思って転職を決めました。
- 江岸
- 私は、前職は料理人でした。そこでは厨房で料理をしていたので、直にお客様と接するということがあまりなく、介護業界に転職してからはご利用者と直接触れ合う事が何より新鮮でした。人生で大事な時間をお手伝いさせてもらっていることを意識しながら、笑顔になっていただくことを日々考えて仕事をしています。
- 東條
- 私は中学生の頃から、なんとなく介護職に就こうと決めていたので、大学でも社会福祉を専攻しました。ですからこの業界に入ったのは、自分にとってごく自然な選択でしたね。入社してから社内の交流会で大学の後輩と席が横になったことがありました。
- 大平
- そうだったんですか!素晴らしい偶然ですね。
- 江岸
- たくさんの事業所があると、そういう出会いがあるのも、嬉しいですね。
- 田中
- 私は皆さんとはまるで違って、60歳で定年退職してからこの業界に入りました。定年退職後、もっと働きたいと仕事を探していたときに、介護補助ならパートとして勤務できると知り、当社に入社しました。以前は金融業界で働いていたので、まったく違う業界への転職でした。
- 桐山
- もともと興味はありましたか。
- 田中
- 以前、父の具合が悪かったときにヘルパー2級の資格を取っていたので、介護の仕事そのものはだいたい理解できていました。それに入社後の3日間の研修に加え、3ヵ月後にはフォローアップ研修もあるなど、教育研修がしっかりしていたので、不安はありませんでした。
- 東條
- 田中さんは当社のアクティブシニア1号ですよね。田中さんのおかげでシニアの方がどんどん増えてきて、今は70歳を超える方も頑張っていらっしゃるそうです。
- 江岸
- すごいなあ。
- 桐山
- 私の目標は70歳まで働くことなのですが、70歳を過ぎてもいらっしゃるんですか!
- 田中
- 田中さんのあとに続く方が増えると、世の中に元気な高齢者の方々がもっと増えて、社会も活性化すると思います。ぜひできるだけ長く頑張って欲しいですね。
──介護の仕事は一般的にはイメージしづらいと思いますが、
皆さんはどんなところにやりがいを感じていらっしゃいますか。
- 江岸
- 仕事としてお金をいただいているのに、「ありがとう」と心から感謝されることですね。自分がお世話した分の倍以上の感謝をいただいているような気がします。
- 大平
- 認知症の方は昨日と今日で同じことへの言動や反応が急に変わることもあり、戸惑うことも多いです。その中でも、ご利用者が笑顔を見せてくれたり心を開いてくれたりすると嬉しさを感じます。また、他愛もない会話でご利用者と盛り上がったりしているときに、この仕事をやっていてよかったなと思います。
- 東條
- グループホームはご利用者と一緒に過ごすことが基本ですから、一緒にお茶を飲むだけでもいいんですよね。私は、ご利用者と一緒に掃除したり、洗濯物をたたんだりしながら、何気ないおしゃべりを楽しんでいます。
- 大平
- こちらの心も穏やかになりますよね。
- 田中
- 最初の頃はご利用者との接し方がよくわからなかったのですが、食器を片付けるときにお顔を見てニッコリ笑ってみたら、ご利用者も笑顔を返してくれ、一緒に洗い物をしてくださいました。心が通じたようで、とても嬉しかったです。
- 江岸
- そうしたコミュニケーションの喜びは、皆さんに共通しますね。
- 東條
- 野菜の切り方が下手だと叱られることもあって、ご利用者から教わることも多いですよ。
- 田中
- あと、普段、主婦として家でしているのと同じことをしているだけなのに「ありがとう」とか「助かります」とか、皆さんに感謝されると自立支援に貢献できている実感がわいてきます。
- 東條
- 主婦としての経験が活かせる仕事ですよね。
- 田中
- 主婦としてこんなにたくさんの感謝の言葉をいただくことってなかったですから、今は本当にやりがいを感じています。
- 桐山
- 私はケアマネジャーとして介護計画を作成していますが、それによってご利用者が歩けるようになったり、お風呂を楽しんでいただけたりするのが、嬉しいです。ご利用者は十人十色ですので、プランを見ただけでその方の顔が浮かぶようになりました。“結果の見える仕事” “感謝の返ってくる仕事”ということが、介護職の大きな魅力だと思います。
──スターツケアサービスで働く魅力について、教えてください。
- 大平
- 私が当社を選んだのは、母が働いていたからというのもありますが、職員同士声をかけあい協力しているのがいいなと思いました。何かあればすぐに助けてくれて、支えあえる関係性が出来ているのもいいなと思います。そこでは皆さんがとても楽しそうに働いていたのが印象に残っています。
- 桐山
- 実際、横のつながりはすごく強いですよね。施設は違っても交流が盛んだし、リーダー同士の会議の後には、みんなで飲みに行ったり。
- 大平
- 桐山さんとは研修で知り合ったのですが、考え方や価値観が似ているなと感じ一緒に話すのが楽しくて1か月に1度ご飯を食べに行くようになりました。
- 東條
- 仲間同士のつながりが強いから、子どもが熱を出したりしても、周りのみんなが気持ちよくフォローしてくれます。
- 江岸
- 入社当初はパートとして働いていましたが、新規オープンの事業所に異動したことをきっかけに、さらにやりがいをもって働けるようになり、4年目からは正社員としてより信頼と責任感のある立場になりました。目標をもって頑張ることを大切にしているとチャンスをいただいたり、応援してくれるところが魅力だと思います。
- 田中
- 私が当社で働くことにしたのは、出勤日数と勤務時間の融通がきくということが大きな理由でした。近くに住む母の面倒を見なければならないので、どうしてもフルタイムで働くことはできませんでした。そうした事情を快く汲んでいただき、今は4時間勤務で働いています。
- 東條
- 田中さんのおっしゃるように、個人の事情に合わせて勤務体系を配慮してくれるのは、大きな魅力ですよね。以前、妊娠したときは産休・育休をしっかり取れたし、復帰もスムーズでした。今は子どもが幼いのでパートで働いていますが、落ち着いてきたら再びフルタイムで働こうと考えています。
- 桐山
- 子どもを育てながら働くには、とても恵まれた環境ですよね。
- 東條
- 復職に際しても、フルタイムか、パートか、自分の都合で選べますから。
- 大平
- 会社の想いを感じますね。
- 桐山
- 私は、いずれはホーム長になりたいと思うと同時に、居宅介護支援のケアマネージャーになりたいという夢も持っています。これは違う事業に移るということになりますが、そんな希望が持てるのも、幅広い事業を展開している企業ならではのアドバンテージではないでしょうか。
- 江岸
- 私も、同じ感想も持ちました。
- 桐山
- 先輩の方々から、どんどんチャンスをもらえると聞きましたが、それは私も感じています。この社風は大きな魅力です。
- 大平
- この規模の会社なのに、社長が私たち一人ひとりの顔を覚えていて、声をかけてくれるんです。そんなアットホームさも、嬉しいですね。
(※2019年3月更新)